数珠とひとことに言っても今は様々なタイプの数珠がありますし、オシャレアイテムとして腕輪タイプの数珠もたくさん市場に出回っているので、正しく選んで正しく使わないと思わぬ失敗を招くことがあります。
数珠のタイプは様々ですが、それぞれ使用用途が異なり、そして保管方法や扱い方も変わってくるのでしっかり考えて選ぶようにしましょう。
今回は、数珠を使う上で知っておきたい基本的な予備知識をご紹介します。
腕輪数珠は葬儀には使えない?
数珠を二つの使用用途に分けると、「冠婚葬祭用」と「オシャレ用」があります。葬儀や法事の時に数珠を持っていくことは皆さんご存知かと思いますが、オシャレ用の腕輪タイプの数珠は冠婚葬祭には利用できません。
オシャレ用の数珠はあくまで「お守り」として用いられるアクセサリーなので、死者を悼む念珠としての役割は果たせないのです。
その逆のパターン、葬儀用の数珠をオシャレアイテムとして身につけるのも、まずあり得ないとは思いますがやめておきましょう。
腕輪タイプの数珠は利き手の「逆」につける
腕輪タイプの数珠を身につける時、基本的に右利きの方は左腕に、左利きの方は右腕につけます。「汚れのない手」=「普段使わない手」に数珠を身につけるという考え方が一般的です。
冠婚葬祭用の数珠(念珠)はプレゼントにもなる?
地域によっては、「数珠は人からもらうものではない」、「数珠は自分で買うものではない」といった対極の考え方がある場合がありますが、基本的には自分で買っても、人からもらっても全く問題ありません。
結婚のお祝いとして贈るのもよし、京都のお土産として買っていくのもよし、どんどん人に贈ってあげましょう!